尼崎市の委託事業者が全市民分の
個人情報が入ったUSBを紛失したことがわかりました。
気になるのは委託業者がどこなのか?
今回は委託事業者についての情報をまとめました。
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尼崎市のUSB紛失とは?
報道によると
6月21日に住民税非課税世帯への臨時特別給付金支給業務で
尼崎市から委託された会社の社員が
USBを鞄にいれて市役所(市政情報センター)から持ち出し
データ移管作業を行ったあと、飲食店(居酒屋)で食事と飲酒をして帰宅後
USBメモリーを入れた鞄ごと紛失してしまったことに気づいたそうです。
USBメモリーには
- 全市民の住民基本台帳の情報(46万517人分)
- 住民税に係る税情報(36万573件)統一コード、住民税の均等割額
- 非課税世帯等臨時特別給付金の対象世帯情報
- 生活保護受給世帯と児童手当受給世帯の口座情報
統一コード、金融機関コード、支店コード、口座区分、口座番号、口座名義
の情報が入っていたそうです。
尼崎市のUSB紛失の委託業者はBIPROGY株式会社?
尼崎市のUSB紛失の委託業者についてですが
尼崎市からの公式発表によると
BIPROGY株式会社関西支社
ということが発表されています。
- BIPROGY株式会社関西支社
- 所在地:大阪市北区大深町
- 執行役員支社長:竹内裕司
当時正社員で委託されていた1人が飲食店に立ち寄り4名で
居酒屋で食事をしていたそうです。
帰り際には、他の3名はUSBのカバンを持っていることを目撃していたそうで
居酒屋からの帰り道で、BIPROGY株式会社の社員が紛失してしまったと考えられます。
尼崎市のUSBを紛失した経緯を時系列まとめ!
紛失した経緯については
6月21日:BIPROGY株式会社関西支社の社員がコールセンター(吹田市)でのデータ移管作業のために必要なデータを記録したUSBメモリーをかばんへ入れて本市市政情報センターから持ち出し
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同日:データ移管作業完了後、飲食店に立ち寄り食事を済ませた後の帰宅時に当該USBメモリーを入れたかばんの紛失が判明
↓
6月22日:当該関係社員が可能性のある場所を捜索するも発見できなかったため、同日に関係警察署に遺失物届を提出
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同日:午後3時45分頃、同社から本市にUSBの紛失についての電話連絡(第1報)
ということになり尼崎市に第一報の報告があったのは
翌日の午後後3時45分ごろだったようです。
尼崎市の委託業者のUSBの扱いについての問題点は?
当該USBは、パスワードが付され、内容については、暗号化処理が施されているそうです。
2022年6月23日現時点において外部への漏洩は、確認できていないということです。
今回尼崎市は原因について
- データを運搬する許可を尼崎市から得ていなかった
- 尼崎市も持ち出す際に許可を得るべき旨を徹底していなかった
- 個人情報データを保存した電子記録媒体を運送会社のセキュリティ便などを使用しなかった
- 個人で委託者の事業所外に持ち歩いた
- 委託者の事業所外でのデータ移管作業終了後、その場で速やかにUSBメモリー内のデータ消去を行わなかった
- 速やかに帰社せず、当該USBメモリーを所持したまま、飲食店に立ち寄った
ということで、尼崎市も許可を得るべきことを徹底していなかったということを
発表していますが、記者会見では委託業者の
BIPROGY株式会社関西支社にあったのではという見解を示しました。